The Flower Kingsについて(Bio & Discography)

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The Flower Kingsは、元KaipaのギタリストRoine Stoltによって結成されたスウェーデンのシンフォニック・ロックバンドです。Yes、Genesis等英国の70年代のプログレッシヴ・ロックを基調にしつつ、トラッド、クラシック、ジャズやハードロックの要素も取り入れた、幅広い音楽性を持ちます。そしてRoineが理想とする「愛・光・平和」の言葉を体現したような優雅でハートウォームな音楽を作り続けています。

1994年、Roineはソロアルバム「The Flower King」を発表、同年にフェスティバルに出ることになり、即席のバンドを組んで「The Flower King」の曲を演奏しました。その時のライブでRoineは良い感触を掴んだようで、のちにThe Flower Kingsを結成するきっかけとなりました。

1995年にThe Flower Kingsとしてのデビュ−アルバム「Back in the World of Adventures」、翌1996年、半年ほどの間をおいて2ndアルバム「Retropolis」を発表。70年代のシンフォニックなプログレッシヴ・ロックの要素と親しみやすいメロディ、Roineの力強いギターが堪能でき、日本でも評判になりました。

1997年には名作と謳われる2枚組「Stardust We Are」を発表します。ハードで疾走感がある"In the Eyes of the World"、ヴォーカルメロディがドラマティックな"Church of Your Heart"、最後を飾る大曲"Stardust We Are"の最終パートは最近のライブでもよく演奏され、人気が高いです。

1999年に再び2枚組の意欲作「Flower Power」をリリースしました。1時間近くに及ぶ大曲"Garden Of Dreams"は今までのTFKの集大成といったカラフルでめまぐるしい展開を持った曲で、ライブで少しずつ姿を変えながらも高い支持を得ており、代表曲の一つとなっています。
この年に来日公演を行っています。(もう7年も前っすよ・・・)来日時、Roineは指のケガと体調不良のトラブルを抱えていながらも、病気を感じさせない熱の籠もったギタープレイを披露しました。それだけではなくTomas Bodin (Key.) の技術の高さ、Jaime Salazar (Ds.) とMichael Stolt (B.) の力強いリズム隊、Hasse Froberg (Vo. G.) の熱唱とヴォーカルハーモニーの美しさに、当時TFKを殆ど知らずに観に行った私は完全にノックアウトされました。


1994
The Flower King

1995
Back in the World of Adventures

1996
Retropolis

1997
Stardust We Are

1999
Flower Power

2000年にはこの日本公演と'98年のアメリカ公演を収めたライブアルバム「Alive On Planet Earth」を発表しました。"Big Puzzle"はかなりの好演を聴くことができるので、当時のライブの様子を知りたい人には良い音源だと思います。同年の秋には5作目になる「Space Revolver」を発表。ベーシストがRoineの実弟であるMichaelから、日本ではメタルバンドMidnight Sunで名前が知られたJonas Reingoldに代わり、曲調も若干落ち着いてジャジーな要素が入ってきました。アルバムの最初と最後を飾る"I Am the Sun"、Tomas作のスリリングなインスト曲"Rumble Fish Twist"、Roineの泣きのギターが炸裂する"A Kings Prayer"など、華やかなイメージは若干薄まったものの力強さが増して、聴き所も多いです。

2001年には「The Rainmaker」を発表します。それまでのバンドのイメージとは少しかけ離れた、どちらかと言えばブルージーで地味な作品であるゆえ、賛否両論がある作品です(私は大好きだ)。アルバムリリース後、ドラマーがJaimeから、普段はジャズバンドで活動しているZoltan Csorszにチェンジして、それまで年に10回程度だったライブ活動が活発になりました。ライブでは曲をアルバム通りに演奏するのではなく、インプロパートを盛んに挟むようになります。

2002年、スウェーデンのプログレメタルの雄、Pain of SalvationのDaniel Gildenlow(Vo. G.)、ジャズトランペッターAnders Bergcrantzをゲストに迎え、3度目の2枚組「Unfold the Future」を発表しました。Yesを思わせるハーモニーと印象的なサビを持つ大曲"The Truth Will Set You Free"、ストレートなロックナンバー"Monkey Business"、90年代King Crimsonのような"Genie in a Bottle"、DanielとHasseのヘヴィなデュエット"Rollin' the Dice"、ジャズインプロ"The Devil's Danceschool"等々、バラエティに富んだ実験作となり、これまた賛否両論を呼びました。常に良い物、新しい物を作り出そうとするRoineの精神とTomasの遊び心、テクニック最強のリズム隊、充実したヴォーカル。バンドが現状に満足せずに、自身の道を歩んでいく姿は頼もしくあります。
DVD 2003
2003年、バンドは初のDVD作品「Meet the Flower Kings」をリリースしました。(画像右)ライブとしては整いすぎた感がありますが、最近のバンドの様子と高い演奏力を知るには格好の作品です。"Humanizzimo"が鳥肌モノ。Roineの古くからの親友で、TFKの作品に毎回参加しているHasse Bruniusson (Ds. Per.) の動く姿を観られるのも貴重です。

2004年に発表された「Adam & Eve」は前作とうってかわって、たおやかなシンフォニックアルバムになり、再びファンを驚かせました。HasseがリードVo.を取る"Love Supreme"が白眉。聴いていて胸が暖かくなる曲です。異色なのは、DanielがリードVo.務める"A Vampires View"で、ボレロ形式の、ロマンティックなホラー映画が似合いそうな曲。同年、The Flower Kingsの結成10周年と銘打ってヨーロッパツアーを行い、翌年の初夏にはアメリカツアーを行いました。


2000
Alive On Planet Earth

2000
Space Revolver

2001
The Rainmaker

2002
Unfold the Futurea

2004
Adam & Eve

2005年の春にメンバーチェンジがあり、メンバー構成は
Roine Stolt (G. Vo.)
Tomas Bodin (Keys.)
Jonas Reingold (B.)
Marcus Liliequist (Ds.)
Hasse Froberg (Vo. G.)

このメンバーを中心に、「Paradox Hotel」が制作され、2006年4月に発売されました。初めてスウェーデンを出て、デンマークでレコーディングされた作品は良い意味でラフさが加わり、メロディがいっそう引き立っています。シンフォニックな大曲"Monsterr & Men"から美しいバラード"Jealousy"、"Touch My Heaven"、力強いインスト曲"Pioneers of Aviation"、"The Unorthodox Dancinglesson"、そしてハードロックな"Paradox Hotel"と、ヴァラエティに富んだ内容は「Stardust We Are」を彷彿させ、しかし原点回帰だけでは終わらない円熟した雰囲気が感じられます。今までになく共作が多い点も特徴です。アルバムリリースに伴うヨーロッパツアーも大好評のうちに終わり、その様子はDVD「Instant Delivery」(画像左)に収録されています。

2007年、Marcusが他のバンド活動が多忙なためTFKを脱退しましたが、2枚組ベスト「The Road Back Home」と、シンフォニックに焦点を絞ったスタジオ盤「The Sum of No Evil」の2作をリリースしています。「The Sum〜」のレコーディングにはZoltan Csorszが参加し、ライブにはKing CrimsonのPat Mastelottoを迎え、11月のヨーロッパツアーを行いました。

2008年に入り、バンドはドラマーのオーディションを行い、Erik Hammarstromを加入させました。続く4月にはOle Hedenというマルチプレイヤーを加入させて6人組になりました。この編成での初ライブは、7月のドイツでのプログレ・フェスで披露される予定です。

2008年6月現在のメンバー構成は
Roine Stolt (G. Vo.)
Tomas Bodin (Keys.)
Jonas Reingold (B.)
Hasse Froberg (Vo. G.)
Erik Hammarstrom (Ds.)
Ola Heden (Key,G &Vo.)

2009年1月のフィンランド公演でバンド活動を休止していたTFKでしたが、2011年にライブアルバム「Tour Kaputt」(2007年の「The Sum of No Evil」ツアーを収録)をリリースし、メンバー達はバンド再始動を臭わせるような発言をし始めました。そして2012年、ドイツ人ドラマーFelix Lehrmannを迎え、復活作「Banks of Eden」をリリースすることを発表しました。


2006
Paradox Hotel

2007
The Road Back home

2007
The Sum of No Evil

2011
Tour Kaputt


2012
Banks of Eden


関連バンドも見てみる>>>メンバー紹介と参加したバンド/サイドプロジェクト

ここに紹介したアルバムは一部です。TFKはスタジオ盤だけでも10作以上、ライブアルバムやオフィシャルブート、メンバー達のソロアルバムや関連作品を合わせると数えたくなくなります(笑)。この恐ろしく活発なクリエイター、かつ最高のパフォーマンスを提供するプレイヤー達を生で観ようじゃありませんか!

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